ブチネコブログ

日々のちいさなあれこれ、園芸、イラストのことなど。

ペンタブレットが突然作動しなくなった時の話(後半)

 

ペンタブレットが突然動作しなくなった時の話(前半)と題打ってから、一ヶ月たってしまいました。こんなに引っ張る程の結末ではないので、申し訳なさが募る日々。

遅くなりましたが続きを書かせて頂きます。

 

サポートセンターに問い合わせてみると…

ペンタブレットが作動しなくなった翌日、WACOMのサポートセンターに問い合わせて現状を説明し、その後サポートセンターの方の指示に従い、USBケーブルを一度抜いて、違うポートに差し込んでみたり、「Bambooの設定」を何箇所かチェックしました。「別のPCのUSBポートに差し込んで使用してみる」というのは、現在使用のノートパソコン一台でしか使用していなかったので、実行しませんでした。

一通りのチェックを済ませた所、「ペンタブレット本体かペンが故障している可能性があるので、WACOMの修理センターに送って下さい」とのことで、PCメールのアドレスを伝え、ペンタブレットを送る際に荷物に貼るフォームを送信してもらいました。

 

大体の修理代金はいくらか聞いてみると、(無料で修理してもらえる保障期間が終わっている場合)会員で7800円だったか、それぐらいとのことで、会員とやらではないのでもっと掛かるとして、一万円前後からと考えていたほうがいいかな、と予想しました。

 

 あれこれ思索…

ペンタブレットを買った時の価格が2万円弱。修理代の倍ぐらいの費用で新しいペンタブレット買える。ペンタブの一般的寿命を知らないけれど、もうそろそろ買い換えてもいい時期なのかもしれない。

使用感に全く不満は無かったから、出来るなら同じ製品が欲しいけど、もう生産してないみたいだし、どれがいいか口コミなど見ながら探さないといけないな。

…などなど、あれこれ思索してみましたが、約5年は使用した事と、修理しても確実に直るかどうか、そして修理費用が実際にはどれぐらいかかるのかが分からない事もあり、新しく購入する方に気持ちが傾いて来ました。

 

第六感…!?

購入に傾いて来つつも、まだ『簡単に直らないかな』という未練みたいなのも消しきれず、昨日から変わらずペンが作動しないままステータスランプ付きっ放しのペンタブレットを手にとって、ぼんやりと、「リセット」みたいなのする方法ないのかな~と考えていたその時、不意にカンのようなものが働きペンタブを裏向けてみました。開きそうなカバーがUSBケーブルの差込口の両隣に二つあります。そこは、ペンタブを無線で使うためのワイヤレスキットの部品を入れる場所です。

(※ワイヤレスキットは、ワイヤレスモジュール、レシーバー、電池の三つでセットになっていて、電池とワイヤレスモジュールをペンタブレットに装着、レシーバーをパソコンに装着して使います。)

 

右のカバーは、ワイヤレスキットのモジュールを入れた時に開いた記憶があり、開けてみるとやはりそのワイヤレスモジュールが入っていました。

そこは、ペンタブの動作が止まった時に一度開いてみました。

 

そして、左。そちらはまだ開いてませんでした。左のカバーはワイヤレスキットの充電式リチウムイオン電池を入れたときに開いた事があります。しかし、それを入れたのもペンタブ購入と殆ど同時期で約5年前なので、カバーを外した事も、電池の存在さえもまるっきり忘れていまして、〝スタイリッシュなデザインゆえに、右のカバーに合わせて作られたフェイク・カバーみたいなもので開かない所〟と思い込んでいました。

そこを、『あれっ、ここ開くんじゃないの?』とパカッと開くとやっぱり入っていました、その電池が。

(前半で「ワイヤレスキットも付けてないのに(光る)」と心で叫んでいましたが、パソコン側にレシーバーを付けてなかっただけなのでした。)

 

「これが、怪現象の正体だ!!この電池でずっと光ってたんか~い!」

とやっと気付きました。第六感というより、〝ずっと光る→バッテリーみたいなものが入ってる〟とパソコン機器音痴なりに無意識下で感じていたのでしょう。

 

そして、その時は訪れた

怪現象の謎は解けたことに安堵を覚えながらその電池を外してみると、白く光り続けていたステータスランプはあっさり消えました。『だよね~』と思いつつ、もう一度電池をペンタブレットに装着。すると、ステータスランプは再び灯ったのですが、その光りは青。

そのペンタブは青く光っているのが通常の状態で、ペン先で触れると白くなり、ペンが作動するしくみです。

青い…!

と言うことはだ!

慌ててペンを持ち、パソコンの画面を見ながらペンタブのボードの描画範囲にペンで触れると…

反応有り!

焦りつつも、ペイントソフトを立ち上げ、ペンタブを使ってみると、描ける!全く問題なく描ける!

わ~~~い!(嬉し泣き)

と言うわけで、ネットで色々調べたり、サポートセンターにお世話になったりしましたが、結局ワイヤレスキットの電池を装着しなおすという、「たたけば直る」的シンプルな方法で直りました。

直り方は単純でしたが、ネットでペンタブ不具合時の対処法を調べた時に見つけられなかったのと、サポートセンターのチェック項目にも無いようだったので珍しい不具合なのかな、と思いました。

ワイヤレスキット装着時の連続使用時間が2,3時間でどう考えても短すぎるので、ワイヤレスキットの電池に何か問題があるのかもしれません。

 

だいぶ日が経ちますが、今もペンタブは正常に作動してくれています。ペンタブにしたら『たたけばって、何する気だ!』と怖かったのでしょうか。

私は趣味で使っているので不具合が起きたら『使えなくて悲しい』で済むのですが、知り合いの、お仕事で使われてる方は予備のペンタブを持っていると聞きました。さすがプロですね。手描きでは起こらない困りごとなので、改めてアナログの良さをひしひしと感じた出来事でした。

 

以上、文章も後半UPまでの期間も長くなってしまいましたが、ペンタブが急に作動しなくなった時のお話でした。読んで下さった皆様、お付き合い下さり誠にありがとうございました。

 

 

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2、3年前に苗を植えたヤマブキ。4月の写真です。年々大きく育ってたくさん花を咲かせてくれます(^^)